イチョウ葉  

アンチエイジングの主な効果

サプリメントの効能
抗酸化作用
脳内血流の改善による,認知症,脳血管障害の予防,改善
抹消(毛細)血管の血行促進,冷え症の改善
動脈硬化,心臓病,高血圧などの予防
耳鳴り,正常眼圧緑内障性視野欠損の改善
解説
 イチョウ葉はドイツで医薬品として開発され,現在ヨーロッパでは高齢者の認知症予防,血流循環改善薬として使用されています。
 
 特にドイツでは政府が認知症予防の見地から,45歳を過ぎたらイチョウ葉エキスを摂取するよう奨励しています。

 イチョウ葉の主な有効成分はフラボノイドとテルペン類のギンコライドなどです。

 フラボノイドには多くの種類がありますが,イチョウ葉エキスには30種類ものフラボノイドが含まれています。

 これらは,強力な抗酸化力を持ち,フリーラジカルの中でも特に害の強いヒドロキシルラジカルの消去に優れた効力を発揮します。

 また,カルシウムの摂取量が少ない時,尿中に排出されないよう再吸収させる役目もあります。

 テルペン類の1つのギンコライドはPAF(血小板活性化因子)を抑制し血栓を防ぐとともに,血管を拡張させ,血行を改善します。

 このような作用の相乗効果により,イチョウ葉エキスには動脈硬化による脳血管障害や心臓病,高血圧などの予防に効果があります。
 
 アメリカでは3000人を越す対象者に臨床試験が行われ,認知症の症状を改善したり,進行を抑制したりする効果が報告されています。

 日本で行われた臨床試験では,血圧降下作用,脳梗塞後遺症改善,ビタミンEとの併用による冷え性の改善などが報告されています。

 イチョウ葉エキスは,脳内だけでなく,全身の血流も改善し,末梢血管の血流障害から起こる病気にも効果があります。

 その末梢血管の血行改善作用により,耳鳴りや正常眼圧緑内障性視野欠損の改善なども報告されています。
   
摂取上の注意

 イチョウ葉に含まれるギンコール酸はアレルギー症状を引き起こす場合があり,このギンコール酸を除去したサプリメントがよいでしょう。

 イチョウ葉エキスはPAF(血小板活性化因子)を抑制し血栓を防ぐことから,理論上は出血性疾患を助長する可能性も考えられますが,ヨーロッパの研究報告では特にそのような心配はないとのことです。 

 ただし,ワルファリンなどの抗凝固薬やアスピリンなどの抗血小板薬との併用は薬理作用が増強される可能性があり,注意が必要です。

 また,イチョウ葉は肝臓における医薬品の代謝を抑制する可能性があります。

 肝臓で代謝されやすい医薬品と併用すると,医薬品の効果や副作用の強さを増大させることがありますので医師に相談しましょう。